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心臓は、休むことなく1日に10万回も拍動(鼓動)している働き者です。心臓がたったの5秒仕事をさぼっただけで、脳は働きを止め、意識がなくなってしまいます。 心臓がストライキを起こす前に、生活習慣を見直して、心臓をいたわってあげて下さい。 |
狭心症 | 心筋梗塞 | |
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痛みの強さ | 圧迫されるような、またはもやもやとした、いやな感じの痛み 「しめつけられる」「息がつまる」「押さえつけられる」「やける」など人によって違う |
「押しつぶされる」「えぐられる」「重い石がのしかかる」「鉄の爪で引き裂かれる」などど表現されるほど強烈な痛み ※高齢者や糖尿病の人で痛覚に問題がある場合、または心筋梗塞の範囲が小さい場合、痛みを感じないこともあります。原因不明の吐き気やめまい、しびれ、だるさなど違和感を感じたら、心臓のことも疑って受診して下さい。 |
痛みの場所 | 「ここ」と指差すような狭い範囲ではなく、「ここらへん」というような、ある程度広い範囲 胸の中央、左胸、のど・下あご、左肩・腕、みぞおち(胃の上)、右胸など |
狭心症と同じ |
痛みの続く時間 | 1〜15分くらい(長くても30分以内) 安静にすると、すっとおさまる |
強い痛みが短くても30分、長い場合は6〜8時間 安静にしても、良くならない ※15分以上激しい痛みが続いたら心筋梗塞を疑って、主治医に連絡し救急車を呼ぶ必要があります |
起こりやすい時 | ほとんどが労作時(心臓が働きを高めた時) 興奮したりストレスでも起きる 季節では寒い冬が多い ※ただし安静時や就寝中に起こる場合もあります |
多くの場合「ある日突然」 狭心症同様、寒い冬に多い |
ニトログリセリン ※血管を拡張させる作用がある薬です |
舌下すると「スー」っとおさまる | 舌下しても効かない |
※心筋梗塞で倒れた方の中にも、一時的に薬が効いたという方がいますので、薬が効いたからといって、心筋梗塞の心配がまったくないとは限りません |
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アルコールには利尿作用があります。また、体が熱くなり、寝ている間にたくさん汗をかきます。そのため体の水分が失われ、血液が濃くなり、血液が流れにくくなります。翌朝には血液が固まって、血管がつまってしまうのです。 アルコールは飲みすぎないことが大切ですが、もし飲みすぎてしまった場合は、十分に水分を補給して下さい。 |
中込内科医院 http://www.cna.ne.jp/~nakagomi/ |